【ゼルビア】パワハラ調査報告書の違和感とは?第三者委員会の身内説や忖度疑惑に迫る!
FC町田ゼルビアの「パワハラ報道」、みなさん見ましたか?
クラブが「事実無根」と断言し、すぐさま“第三者調査報告書”を公開──。
…でも正直、「え、もう報告出たの?」と調査の“早さ”に驚いた人、少なくないのでは?
SNSでは「これは用意してたみたいに早すぎる」「身内ばっかに聞いてるやん」といった疑問に感じた人も多くいるんじゃないでしょうか?
本当に“第三者”による調査だったのか?
そして、なぜこんなにも強く否定に走るのか?
今回の記事ではそんなモヤモヤに注目し、
- あまりにも早すぎた調査報告の“スピード”
- ヒアリングされていない“休職者”の存在
- 証言の取捨選択と、その偏り
- “第三者委員会”という言葉の実態
- そして、ここまで動く藤田社長ってどんな人物?
――このあたりの違和感を丁寧に紐解きながら、
報告書の裏に隠れた“見えない構造”に迫っていきます。
「あれ?」と思った人も、「何が起きてるのか知りたい!」という人も、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
【町田ゼルビア】パワハラ報道の調査報告書が公表!中身の詳細とは?
Jリーグの町田ゼルビアを巡るパワハラ疑惑。報道後すぐに公開された調査報告書を読んで、「ちょっと早すぎない?」と感じた人も多いのではないでしょうか。事実関係を明らかにするための調査としては、あまりにも“スピーディー”に完結した印象を受けます。
クラブの発表によると、調査の発端は3月17日に届いた週刊誌からの質問状。それからわずか10日ほどで調査が行われ、報告書がまとめられました。調査対象が多岐にわたる内容であるにもかかわらず、これほど短期間で全体像を把握しきれるものなのでしょうか?
しかも、関係者の中でも特に注目すべき人物――実際に休職中のスタッフにはヒアリングが行われていません。
休職中のスタッフは体調不良を理由に延期されたとされていますが、それならばなおさら調査を急がず、聞き取りの機会を待つべきだったのでは?という疑問が残ります。
ネット上でも「身内ばかりが話してる」「あの報告書、逆に黒田監督の印象が悪くなった」といった声が目立ちます。報告書に関して「第三者委員会」なのか「特別調査委員会」なのか結局毎回説明が変わったりしており、読者の間には不信感が漂っているようです。
クラブ側はまず初めに「第三者委員会による調査」としていましたが、今回は「第3者による調査委員会」と言っていたり…曖昧なんですよね。その実態はクラブが雇った弁護士チームの可能性も考えられており、形式的な独立性は担保されていても、果たしてそれが本当に中立と呼べるものなのかどうか。
調査のスピード、ヒアリング対象の偏り、そして「なぜここまで否定を急いだのか?」という背景まで──
今回はクラブが公表した報告書の“違和感”について、より具体的に見ていきましょう。
【町田ゼルビア】パワハラ調査報告書の違和感とは?第三者委員会の身内説や忖度疑惑に迫る!
FC町田ゼルビアの“パワハラ疑惑”報道が出たのは4月6日。そしてその日のうちに、クラブは調査報告書の全文を公表しました。
たった10日間の調査で「パワハラはなかった」と結論付けているのです。調査は3月25日〜4月4日の間に行われたと報告されており、しかも報道と同日には“完成済み”だったことになります。
**これ、本当に偶然でしょうか? もともと報道前提で進んでいた調査では?**と疑いたくなるほどのスピード感。
第三者調査というのは、慎重で客観性が求められるもの。それがこのスピードで片付けられることに、不自然さを感じない人は少ないはずです。
今回の報告書では、“適応障害で休職したCマネージャー”にヒアリングができていないことが明記されています。にもかかわらず、調査報告書では次のように断言しています。
「C氏が適応障害で休職している事実は認められるが、それが黒田監督からの日常的な圧によるものとは認められない」
しかし、当の本人に聞けていないのに、どうしてそう断定できるのでしょうか?
さらに、“黒田監督に圧をかけられていた”と感じる人がヒアリング対象にいなかったとも書かれています。
でも、休職者には聞けてないんですよね?
聞けていない声を「なかったこと」にする──この調査姿勢に、不自然さを感じませんか?
報告書では、いくつかの“パワハラに該当しそうな場面”についても記述されています。
たとえば、ゴールキーパーコーチへの強い口調での叱責や、長時間の謝罪シーンも報告されていますよね。
黒田監督の指示で、Bコーチは試合中ベンチに入れず、遠征先でも前泊させないなどの処遇にした事実は認められる
引用元:町田ゼルビア調査報告書
Bコーチがスタッフルームで約30分程度繰り返し謝罪を続けたため
30分謝罪し続けるということは普通のことなんでしょうか?なかなかそんなに謝罪し続けることってないように思いますが、これらの行為に関しては報告書によると…。
「人格否定に至っていない」
「許容される範囲である」
などとしてパワハラには該当しないとしています。
さらに気になるのが、一部の証言だけが「信用できない」として除外されている点。
「怒鳴っていた記憶がある」と話したヒアリング対象者の証言は、他の多数と違うという理由で“信用できない”と判断されているのです。
**多数派が「なかった」と言えば、少数派の証言は“排除”される──。
これって本当に、公平な調査なのでしょうか?
ゼルビアの報告書では、委員会の弁護士らが「クラブと利害関係がない」とし、
「企業不祥事における第三者委員会ガイドラインに準拠した」
と記載されています。
でも、それって本当に“第三者”なんでしょうか?
委員会はクラブが自ら雇った弁護士で構成されている可能性もありますし、報告書の作成費用や契約もクラブ側が手配しています。
「第三者」の名のもとに、実態は“クラブ主導の社内調査”と変わらないのでは?という声がSNSでも噴出。
JFAの通報窓口など、“完全に外部の監査”による調査とは明確に違うわけで、これを「第三者」と呼ぶことに違和感を持つ読者は少なくないはずです。
今回社長である藤田氏がnoteで長文を公開し、報道前から徹底的に反論体制を整えていたことも話題になっています。
記事が出る前から“第三者による調査”を進め、報道と同時に“完全否定”を公表。
ここまで徹底的に「パワハラはなかった」と押し通す背景には、
- J1昇格後のブランド価値
- 社会的イメージの悪化リスク
- スポンサーやファンへの影響
など、さまざまな利害が絡んでいる可能性がありそうです。
疑惑の真偽そのものよりも、「信用失墜を避ける」ことが目的になっていないか?
そんな疑念を抱かせてしまうほど、今回の対応はスピード・内容ともに“戦略的”すぎたのではないでしょうか。
今回の報告書の中には、読めば読むほど首をかしげたくなる点がいくつもあります。
結局、今回の調査は本当に「第三者」による公正なものだったのでしょうか?
そもそも“都合の悪い声”が調査の対象外となってしまうなら、それは「調査」ではなく「擁護」です。
私たち読者がいま感じるべきことは、
➡️ 「この“違和感”にちゃんと向き合うこと」
なのかもしれません。
引き続き、Jリーグ側の動向や外部からの調査が進むのか? 目が離せません。
藤田晋社長とは何者か?黒田剛監督との関係性も含めて時系列で整理!
FC町田ゼルビアのパワハラ調査報告を巡って最前線で動いたのが、代表取締役社長・藤田晋氏。なぜここまで積極的に前面に出てくるのか?
その背景を知るために、彼の経歴や町田ゼルビアとの関わり、そして黒田剛監督との関係性を、時系列でまとめました。
藤田晋氏は、1973年5月16日生まれの日本の実業家で、株式会社サイバーエージェントの代表取締役社長を務めています。これまでにも様々な会社を設立しており、2000年には当時史上最年少の26歳で東証マザーズへの上場を果たす凄腕社長なんですね。
藤田晋氏のXのプロフィール欄には【サイバーエージェント社長。AbemaTV社長。Mリーグチェアマン。FC町田ゼルビア社長。馬主。】と記載されていて多くの肩書があるのがわかります。
年 | 出来事 |
---|---|
1998年 | 株式会社サイバーエージェントを設立(インターネット広告事業) |
2000年 | サイバーエージェントを東証マザーズ上場へ導く(当時史上最年少上場社長) |
2018年 | 株式会社ゼルビア(FC町田ゼルビア運営会社)をサイバーエージェントグループに加入させる |
2021年 | FC町田ゼルビアの代表取締役社長兼CEOに就任 |
2023年 | 黒田剛監督を招致。 |
町田ゼルビアの社長になってからは監督に黒田剛氏を迎え入れており、そこからの町田ゼルビアの躍進はかなりすごいんですよね。
藤田晋氏は町田ゼルビアに黒田剛氏を招致した理由について以下の通り述べています。
黒田さんを2023年のシーズンからゼルビアの監督に抜擢したのは、差別化戦略です。
引用元:GOETHE
~中略~
未知の魅力に賭けよう、そのほうがよっぽどいい結果を出す可能性が高い、そう判断したんです。
藤田晋氏にとって黒田剛氏はまさに町田ゼルビアを強くしてくれた監督であるため、今回のパワハラの件でも必死に表舞台に出てきて否定している可能性も考えられますね。
黒田剛氏は1年で前年15位だったFC町田ゼルビアをJ2優勝へ、さらに2024年はJ1に昇格させた経歴がある。
今回の件においてはまだ不明点も多く謎も多いですが、今後の展開についても見守っていきたいですね。