介護施設で働いていると、たま~に背中に凍るような痛い視線が突き刺さる事ってないですか?
今回も、言いにくい話なんですが・・・
皆さんは、介護職やっていてレクリエーションで困る事って多くないですか?
私は、レクリエーション自体は好きでも、嫌いでもないのですが、忙しい時に、将棋しか楽しみがない!っていう人が、デイサービスに遊びに来た時など、本当に、対処に困ります!
単なる、人手不足!が原因なんだろうけど。。。
もっと、落ち着いて楽しみたい!かなと思う部分もあるのですよねぇ~利用者さん第1で遊んでいたら、周りのヘルパーがヘロヘロになっていた!という話を聞いたので、書いてみたいと思います(^^)v
気にせず、働くとこんな感じになるよ!って話も書いてます。
さらに・・・
完全に職員が役に立ってくれない場合だとこうなるかな?って話も書いてます。
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介護施設でレクリエーションに限らず、集中するのは難しい時があるぞ!って話し。
レクリエーションに限った話ではなくなるけど~ デイサービスで働いていると集中しすぎた結果ヘルパー同士の人間関係が壊れます!って状況よくあると思うんですよね(笑)
たま~に、デイサービスに「○○の為に!」って来る利用者さんがいますよね!
利用者さんは悪くないけど「そりゃ無理ですわぁ~」って時、絶対あると思うんだけど・・・
皆さんは、そう言った時ってどう対応するのかな?
- 将棋を目的に来ている人!将棋サロンと勘違いが激しい!
- 認知症で徘徊が凄いのに家族の願いが友達を作ってほしい!と強く希望されちゃってる感じな人
- 銭湯に遊びに行く気分で来る。長湯が楽しみな人!
- 体を鍛えたい!という思いが強すぎる人!
根本的に、何か間違ってる。。。(-_-;)
来るところ間違ってませんか?ってたまに言いたくなる時があると私は思ってしまうのだけど・・・どうかなと。。。
将棋を希望される利用者さんにボロボロにされました(笑)
週1回の決まった曜日に、ちょっと認知症で、最近主人がフラフラと外に出て行ってしまう事があって、心配で出かける事が出来なくなってしまったのだけど・・・
奥さんの週1度の、習い事の日だけは、デイサービスで預かってもらえないだろうか?という希望で、デイサービスの利用が決まったおじいちゃんがいたのね。
家族負担の軽減は、介護職のお仕事!そりゃぁ~預かるんだけど・・・
このおじいちゃん。
将棋しかやらない!って頑固者でした(-_-;)
それがね~
デイサービスに、将棋ができる職員が、私しかいなかった!
この時は、さすがに私も、職員の目線が怖かったわぁ~(-_-;)
だって、将棋が大好きっていうくらいのおじいちゃんだから、本格的なんだよね(笑)勝っても、負けても怒ったりは無いけど、適当に将棋すると、スネてしまってね。。。
「わし!帰る!!!」
そこからは、デイサービスから帰ろうとして、「帰宅願望」が激しくて、どうにもならなくなるし、まさか認知症のある方を「ハイ分かりました~」って帰しちゃうわけないよね!本当に、1日中、大変な感じになっちゃうから困っちゃって。。。
でも、私しか、将棋できないから、相手をするんだけどね。。
こんな感じ
↓↓↓↓↓
VS
1時間1本勝負!!!
みたいな。。。。
機嫌損ねたら、即!「わし!帰る!」が始まって。。どうにもならないから、真剣勝負だよ!
将棋って、1対1でしょ!
コレって、ただでさえ人員が絶対的に足りてないのに、完全に1人職員が取られるわけでして。 さらに、勝負が長いから1時間とかその人だけについているとね。。
周りの視線が痛いわぁ~(笑)
将棋も、厳しいんだよぉ~。 だって、認知症の方だから軽いとは言っても、将棋やっている時でも、「歩」が後ろに進んじゃったりするくらいだから、それダメよぉ~行けないよぉ~っていっただけでも「怒っちゃう!」からねぇ~。 慎重に、おじいちゃんが楽しめるように、気を使って将棋してるんだけど。。。。
周りからしたら、人員の配置の問題から休憩すら回せないわけで。。。 他の利用者さんのレクリエーションの事もあるしね。 ヘルパー足りないから体使ってやるものもできず・・無難に塗り絵とかしてもらうんだけど~
今度は、違う利用者さんが塗り絵ヤダ!とか言い出す攻撃!
気持ちわかりますけど。。。私泣きそうです見たいなね(笑)
認知症で徘徊が止まらない!家族が思った事は、友達出来ればきっと良くなるはず!
ちょっと、レクリエーションの話とはズレちゃうけど・・・
私も、同じような事で泣きそうになる時たくさんあるからわかるよ!
例えば・・・
認知症で、徘徊が凄いおばあちゃんのご家族さんが、「おばあちゃんがこんなに落ち着きがないのは、友達がいないから!」って、その根拠どこから来た?っていう話を言い出して、デイサービスに来たおばあちゃんがいたのだけどね。
環境変わるから、余計に落ち着きが無くなるよね!
そこを、なんとか慣れて行ってもらいながら少しづつ、改善していけたらって思うのだけど、家族の1番の希望が、友達作りって。。。(-_-メ)
動き回る人を放っておけないケースってあると思うんですよ!
例えば・・・
こういった場合でも、「ヘルパーがずっとついてないといけない!」わけだし、レクリエーションに参加どころじゃないから、友達作りって絶対無理じゃん!
ずっと動きまくって好きがあれば脱走考えてる人を見て「友達になりたい!」っていう人っているわけないでしょ!
家族の希望が強いと、なぜか?デイサービス側とか施設側が悪く言われるわけでして。。。
さらに、放っておけないからマンツーマンで対応することが多すぎて周りのヘルパーがどんどん弱っていくんだよね。。。
こんな状況になると、レクから逃げるヘルパーが出てくる!
レクリエーションをやりたくても、個人戦みたいなレクリエーションをやると厳しい周りからの視線に耐えないといけないケースは本当に多いのが、現場の本音だと思う。
だって・・・
例えば・・・こんな時ってない?
入浴介助に、汗ダラダラで必死にやっている中で、フロアーも回らないから、ちょっとでも早く終わらせようと思っているところへ
笑い声だけが響いてくる!
その日の、レク担当が必死でレクをやっているのは、十分心でわかっているけど、過重労働すぎて「イライラ」してしまう!
とか・・・
レクで、マンツーマン対応されてしまって、トイレ介助や不穏な利用者を全部まとめて見なければいけなくなり、休憩も回らない状況になってしまっている。
すごく、状況はわかってはいるけど、なぜか「イライラ」が止まらない!
こういった状況は、体験しないとわからないですよねぇ~
こういった状況から、少しづつ人間関係にひびが入ってくるわけですよ。
さらに、レクが苦手!って逃げ始めるヘルパーも増えていくわけで。。。
介護施設でレクリエーションが必要な理由を考えてみた
介護施設での、レクリエーションは大事だと思うんですよね。
高齢になると、体が動かない!若い時に比べて、体力が落ちる!という事は出てくると思います。 そうなると、どんどん外出に出なくなり、ヤル気が出てこなくなって、引きこもりになっていく! 何やるにしても、面倒になっていく!という感じでしょうか?
そこで、レクリエーションは、重要なのかもしれません。
ただ、漠然とレクリエーションは大事!といっても、レクリエーションの幅ってすごく広いものかなと思う部分もあって、誰にとって、どのようなレクリエーションが大事なのか?は大きな分かれ目になるのかなと。。。
そこで、レクリエーションがなぜ?必要なのかについて、ちょっと考えてみたいと思います。
レクの種類によって色んな予防や改善ができる。
レクリエーションと言っても、色々な種類が考えられます。
単純に、書道や生け花とか、カラオケに合唱、皆さんで集まって回想法や昔を思い出す朗読会なんかもレクリエーションになるでしょうね。
ちょっと、考えるだけでたくさんのレクリエーションが思いつくのですが、
たくさんあるからこそ、効果も狙って行える!
高齢者になると、いろんな理由から(体が動かなくなってくるなど。)色んな事への参加が少なくなりますよね。
※一部例外と言える人はいます。私の周りでも、95歳で日本舞踊を習い、趣味がパチンコという人が実際いましたからね(笑)
色んな事への参加が少なくなる、興味関心を持つ事が少なくなる。という事は、意欲の低下も考えられますから、楽しみは必要かと思います。
そこで、レクリエーションを考えると、最適かもしれないなと思う事があります。 例えば、毎日脳トレを頑張る事は、脳の活性化には凄くイイのは有名です。 これって一人でやります? やりませんものね(笑) みんなで決められた感じで「やりましょう!」と声掛けされて、しぶしぶやってたら日課になった。。
みたいな感じが多いように思います。
さらに・・・
実際に、カラオケが好きなおじいちゃんが、家でゴロゴロとしていると、奥さんと喧嘩ばかりという事で、カラオケだけを楽しみにデイサービスに通うようになるという話は、実際によく目にします。
カラオケ!優秀ですね(笑)
カラオケをエサにと言ったら、言葉はアレですけど、家でゴロゴロするばかりよりは、日にちを決めて楽しみにできるものは、とってもいい事ですよね。
ちょっと、話がずれちゃいましたけど・・
レクリエーションは、種類も考えたら豊富なので、その人に合わせた効果を考える事も可能ですよね。 足腰が弱っている人を集めての、座ったままできる体操や、よく転倒する人を集めた筋力の向上を狙う物なんていう事も可能ですね。
残存能力の向上を狙ったレクリエーションや、認知症予防に回想法を合唱に合わせて行うなどの工夫もできるかもしれません。
他人と共同で同じことができるので仲良くなれる確率がUPする。
これは、一人で何かをやるよりも、誰かと共同で何かをやる方が、コミュニケーションもとれるし、仲良くなれますね。
施設で入所されている方の場合だと、レクリエーションの最中に助けてあげたり、手伝ってあげたり、アドバイスや相談をする、職員のチャンスでもありますね。
利用者さんとの触れ合いが持てる場でもあるので、職員への好感度が上がりやすいです。
実際に、私が知っている例でも、入所して家族に捨てられた!と思い込んで、沈み込んでいるおばあちゃんに、ヘルパーがガーデニングを教えたら、「花の先生」と喜んでしたってくれたという話もありますね。
それまで、口もほとんど聞いてくれなかったのに、よほどガーデニングが嬉しかったのでしょうね。
共通の話題ができるという事は、とても話が盛り上がるネタになって凄くイイと思います。こういったことも、レクリエーションの目的としていいかもしれませんよね。
実際には、介護現場では、良い事ばかりではないんだよねぇ~
レクリエーションは効果も考えればしっかり出ると思うし、入所されている方の楽しみにもなると思うのですが・・良い事ばかりでもない現実はあると思うんですよね。
そこのあたりも見ていきたいと思います。
介護施設のレクリエーションには、デメリットもちゃんとあるよ!
レクリエーションをしっかりとやろうと思うと、それなり以上に人員が足りていなければ!という部分がしっかりと伝えたいです。
という事で、しっかりと考えておかないとデメリットになるよ!っていう部分も話してみようかなと。。。
しっかり考えておかないと、単なる「幼稚園」になる
これ、絶対介護職やってる人にはわかってもらえるのでは?と思います。
単に、みんなで合唱をやりましょう!と言っても、考えてやらないと、幼稚園状態ですよね!これには、かなり当てはまってしまうレクリエーションも多いので、たまに、高齢者から「バカにしとるのか?」とクレーム来ないかとヒヤヒヤすることもありますね。
高齢者のレクリエーションは、慣れるまでが本当に、ノリが悪いし、わがままなのが高齢者ですもんね(笑) 参加してもらえるまでが苦労です。
では、やる内容は?って健康体操しましょう!といっても、声掛け次第で、幼稚園状態になってしまうし。。。
これも、場数が必要なのと、会社で研修とか道具を用意しろよ!って思うときありますね(笑) これも現場のヘルパーが用意する羽目にな手り事が多いのじゃないかと思います。
作成物の展示やネタを探すのに凄く時間がいる。
書道が好きな利用者さんを集めて、頑張ってもらったら、展示とかしてあげたいですよね!という意見を、私も上司に行ったことがありますが・・・
完全にサービス残業で、言い出したんだから「やってね!」みたいな空気を出されてしまい、泣く泣く展示物を残ってやるという事をずっと続けてました。
介護業界は、利用者さんの為って言えば、すべて自分の奉仕活動に直結することが多くあるので、言い出すヘルパーが少ないです。
根本的に、24時間常に過重労働で人手不足ですからね。。。
レクリエーションに回る時間って取ってもらえる施設は少ないのじゃないかな?
参加する利用者だけでなく、ヘルパーも楽しまないと参加率が下がる。
人手不足なので、利用者さん同士で参加してもらって、その間にできなかったことをやろう!とか、そんな感じの考えは、私も何度かやったことありますが・・・
上手くいきません。
百人一首とかでも、参加するヘルパーが全部取ったる!くらいの勢いでやった方が、盛り上がるのが自然かも。。そう思っています。
塗り絵とか、計算ドリルなんかだと、集中して皆さんがやっている隙に!とかよこしまな事をたまに考えますが・・・
「ここは何色?」とかそういう時に限って、やたらかまってちゃんが増えるんですよねぇ(笑)基本、放置でのレクリエーションは上手くいかないかなと。。。
結局、何をやっても専属で人員の配置は必須でしょうね(-_-メ)
まとめ
今回も、書いている間に思ったのですが・・・
話し出すと、盛り上がる話であっても、書きたいことが書いている間にたくさん出てきてしまい(主に愚痴)まとまらなくなりますね。。。
長くなってしまいましたが、
ここまで読んでいただけた方に、とても感謝ですm(__)m
今回は、レクリエーションがものすごく介護にとって大切なものだとは、わかっているけど、集中しすぎると、人手不足過ぎてヘルパー同士での人間関係が崩壊します!
だから!
もっと、介護業界も人手不足にならないように、しっかりと考えていきたいですよね!っていう部分が協調して言いたいかなと。。
レクリエーションは、とっても重要とか、施設を決めるポイントにどんな活動をしているのか?見てから入所を考えよう!みたいな記事や本を見かけますが・・・
現場で働いている職員も、レクリエーションやってあげたいですよ!
介護をしたくて業界に入った人も中に入ると思うので、ですが!実際の現場はレクリエーションにかき回されている件も無視できないと思います。
本当に、高齢者にレクリエーションが必要というのであれば、レクリエーションができる現場体制を先に感気たほうが良いのではないかという事です!
ここまで読んでいただいてありがとうございます!
介護業界に、人が流れ込む!
そうなるといいですね(#^^#)