警視庁の八王子署で拾得物として預かった老猫を、短時間のうちに河川敷へ放置したという案件が大きな話題になっていますね。八王子署が取った対応だけを見ると、寒い2月に20歳の老猫を河川敷へ放置という部分が目立つので非難の声が大きくなっています。
ただニュース記事を読んでも八王子署が猫を河川敷へ放置した理由や意図が不明なのですよね。もちろん対応として疑問点が多いのは事実なのですが、放置したことに猫のことを考えた明確な理由があれば話しも変わると思います。
今回はそんな八王子署が保護した猫を河川敷へ放った理由について深掘りしてみました。最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
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八王子署が保護した老猫を河川敷へ放置したことが話題に!まずは経緯を確認!
な、なんてことを!(絶句)
こんな寒い時期にお腹を空かせていることでしょうに・・・とにかく無事に発見されることを願います。 #八王子市 #迷い猫 https://t.co/1LxIgPnIFu
— いっちー (@M7VsFqtapEE2k7A) February 4, 2022
警視庁の八王子署が保護した猫を河川敷に放置した!というニュースが出てSNSを中心に大きな反響が出ていますね。この寒い時期に20歳の老猫を河川敷に放置したという部分を含めて、他にも様々な部分で八王子署の対応に疑問を持っている方は多いようです。
まずは情報を整理するためにも八王子署の猫放置騒動の概要をチェックしてみました。
警視庁八王子署が拾得物として預かった迷い猫を、保健所などの関係機関に連絡しないまま河川敷に放していたことが、署や保護猫活動をする東京都八王子市の動物保護グループ「はちねこ」などへの取材で分かった。署は「拾得物として受け取り、河川敷に放したのは事実で、経緯を確認している」と説明している。飼い主が判明したが、猫の行方は分からず、グループが捜している。
八王子署は猫を「拾得物」として預かっていたようですね。そして河川敷に放った対応についても完全に事実を認めているといった状況です。動物保護の対応はかなり難しい部分もあるとは思いますが、保健所などに連絡をせずにすぐに河川敷へ放ったことが問題視されているようです。
遺棄されたと思った猫のその後です。①だけ少し違います。ノイちゃん20歳は近所を散歩していたところを車に乗った方が危ないと思い歩道に戻した。それを見て市民の方が通報した。なので飼い主さんが判明して今必死に探しております。はちねこスタッフもポスティング、捜索を交代で懸命に行ってます。 pic.twitter.com/zYqhcbPCgI
— はちねこ! (@hachinekocafe1) February 3, 2022
猫の捜索に尽力している「はちねこ」さんのツイートに、八王子署に預けられてから河川敷に放置されるまでの時系列が記載されていたので引用させて頂きました。
- 1月31日の夕方に何者かが猫を路上に放置
- 目撃者が現場付近にいた白バイに保護を依頼
- 目撃者は猫の保護活動を行っている「はちねこ」にも連絡
- はちねこ関係者が2月1日に八王子署に猫の状況を確認
- 2月1日の午前10時には八王子署裏の河川敷に猫を放置したことが判明
- 2月1日の13時頃に警察署に出向き、動物愛護センターや保健所への連絡が無いことを確認
はちねこさんがまとめた八王子署の猫放置案件の時系列をこちらでも書き出してみました。
まずポイントになるのが八王子署が24時間以内の短時間で、猫を八王子署の裏の河川敷へ放置したという点です。ニュース記事によると猫を預かった際に八王子署員は「2、3日保護する」との旨を伝えていたそうですね。
猫は首輪もつけていたそうですので、野良猫とは勘違いしていなかったとも思われます。
その他では保健所や動物愛護センターを含め各所へ連絡が無かったことも問題視されているようです。
皆様リツイートや沢山のご意見ありがとうございます。河原や住宅街の捜索、ポスティングも頑張っておりますがまだ保護に至っておりません。今日は遺棄現場近くの橋の下で首輪が見つかり飼い主さんにのいちゃんものと確認されました。明日は朝9時より八王子警察が河川敷を捜索します。私達も捜索します pic.twitter.com/5e5B5GpbHs
— はちねこ! (@hachinekocafe1) February 4, 2022
河川敷に放置された老猫は20歳の「のい」ちゃんと言うそうですが、現在もはちねこさんを中心に捜索活動が継続されています。
八王子が保護した猫を逃がした(放置)した理由は?なぜすぐに河川敷へ放ったのかに注目!
【猫のいる暮らし】八王子署、預かった迷い猫を「河川敷に放した」 保健所に連絡しないまま 飼い主ら「高齢、凍死の恐れも」:東京新聞 TOKYO Web – 東京新聞 / https://t.co/JXfzAusia2 pic.twitter.com/01MN5SSmKM
— 猫のいる暮らし🐱👩🦰 (@catnews_jp) February 4, 2022
ネットを中心に大きな話題になっている八王子署の老猫放置ですが、そもそも「なぜ預かった猫を短時間で河川敷へ放ったの?」という部分も気になりますよね。
現時点では八王子署が猫を放置した理由については正式な情報は無いです。ただSNSでは様々な予想がされていたので、そちらの情報を中心にまとめてみました。
ひとつだけ理由を思いついたけど「(警官が)単に扱いが面倒くさかっただけ」なのかもしれないし、どうなんだろう?
八王子署、預かった迷い猫を「河川敷に放した」 保健所に連絡しないまま:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/vFe8Qddhmv
— 焼き油揚げスキー (@nekomammaski) February 4, 2022
八王子署、預かった迷い猫を「河川敷に放した」https://t.co/CbqyswjJfB
警察で保護しても2〜3日で保健所で殺処分だから首輪あるしワンチャン家に帰れる方にかけたんじゃ無いの?🤔
— あかねこ♂@ポケモンGO茨城 (@oWqELjd0R81FQvm) February 5, 2022
この警察の方は保健所のずさんさを知っていたのかもしれない…保健所に行けば必ず殺されてしまう、首輪があるなら家が近所で帰れるのかもにかけたのかもね…と、感じた
八王子署、預かった迷い猫を「河川敷に放した」 保健所に連絡しないまま 飼い主ら「高齢、凍死の恐れも」
— 🌟🚀Snow🍭⛄️野良猫党 (@Snow_Lynxcer) February 4, 2022
八王子署が猫を河川敷へ放置した理由としては様々な説が出ていますね。
- 拾得物の猫と言っても生体の保護は手間がかかる
- 保健所に行けばその数日後には殺処分されることを知っていたので逃がした
- 首輪をつけた猫なら外に放っても家に帰宅できると思った。
いろんな意見が出る中でも保健所で殺処分されるのを防ぎたいから、連絡もせずに河川敷へ放ったという意見が個人的にはしっくりきましたね。もちろん憶測なので本当の理由は違う可能性は十分にあります。
ただ保健所で猫が殺処分されるのを防ぐためや、家に地力で帰宅するという理由だったとしても、保護された猫は20歳ですからね。もちろん20歳という具体的な年齢を当時の八王子職員は知らなかったと思いますが、猫の見た目で老猫という判断ができる人間はいたような気もしますね。
八王子署の署員でも猫を飼ったことが無い人間が、冬でも野良猫は外で暮らしてるし逃がしても大丈夫だろうという感じで河川敷へ放ったのでしょうか?
どちらにせよもう少し八王子署側から河川敷へ放った理由を明確にして欲しいですね。「拾得物」として猫を預かったのに、無断で捨てるという対応には疑問に思う部分があります。
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