2022年は札幌の雪が多すぎると連日テレビやSNSで大きな話題を集めていますよね。個人的にも画像で見ましたが、確かに今年の札幌の雪の量は災害レベルと言っても違和感は無いです。
車が街中で埋まっていたり、除雪が追い付かず家から出られなくなったり、特に2月に降った雪が札幌市民に与えた影響は計り知れないですね。
そんな札幌の2022年の雪の量なのですが、なぜここまで多くなったのか?という部分が気になりますよね。SNSでは岩見沢市の雪が少ないと札幌市が多くなる!みたいな意見もありまして、その因果関係も気になりました。
今回は2022年の札幌で雪が多くなった理由についてを中心にまとめましたので、最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
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2022年は札幌の雪が多すぎる!もはや災害な現地の情報や画像を確認!
札幌市を中心とした記録的な大雪でJR北海道は札幌駅を発着するすべての列車で始発から終日、運休しています。
札幌市厚別区にあるJR千歳線の上野幌駅付近の上空からヘリコプターで撮影した映像では、停車した列車の周辺にホームの高さほどまで雪が積もっています。https://t.co/xhNmLrs5Ql#nhk_video pic.twitter.com/J7ExQziPkI— NHKニュース (@nhk_news) February 7, 2022
2022年は札幌の雪が多すぎる!という話題が連日注目を集めていますよね。除雪は追いつかずに道路は渋滞、電車や飛行機はストップということで、もはや札幌の2022年の積雪は「災害」と言っても過言ではありません。
おそらく個人住宅の方は毎日の除雪作業に追われて大変かと思われます。これからの気温変動によっては屋根からの落雪事故や、雪下ろし中の落下事故などの発生も予想できるためくれぐれもお気を付けください。
そんな札幌の多すぎる雪の量については、現地の方々がSNSに多くアップしていたので、まずは現在の様子から確認していこうと思います。
今年の札幌雪まつりの会場はここだす pic.twitter.com/XFLky4IU2j
— p a m (@vitamin_pam) February 6, 2022
今回の雪は、札幌人が経験したことのないレベルで、結構恐怖です。 pic.twitter.com/RP3e2wxd4E
— 中川 裕之/コピーライターとかとか (@nakagawa186) February 6, 2022
わさわさ降ってる様子が見えづらかったかな?
これなら見えるかな…。#北海道 #札幌市 #札幌 #雪 #大雪 #降雪 https://t.co/cnWet50fDN pic.twitter.com/ePEsuEirQ0— 北海道遺産ジンギスカン応援隊【公式】 (@hokkaido_jingis) February 5, 2022
これ自転車のカゴ。
意味わからん。札幌の雪 えぐみざわ pic.twitter.com/vXnFZ15jR6
— hatch(はっち)17認証ライバー 音楽ユニットDatch Ovenのボーカル (@ichiichi1206) February 6, 2022
画像や動画で見ても2022年の札幌の雪は明らかに多いですね。北海道内で雪が多い地域では俱知安町、岩見沢市、音威子府村などがよく名前に上がりますが今シーズンの札幌はその地域に匹敵するレベルで雪が降っていますよね。
札幌管区気象台によりますと、6日の道内は冬型の気圧配置となり、上空に寒気が流れ込んでいる影響で石狩地方を中心に記録的な大雪となりました。
24時間に降った雪の量は、6日午後5時までで札幌市で51センチ、石狩市で46センチ、恵庭市下島松で35センチなどとなっています。
札幌市では午後2時までに60センチと統計を取り始めてから最も多くなったほか、石狩市でも午後1時までに51センチと、2月としてはこれまでで最も多くなりました。また、札幌市では平成26年以来およそ8年ぶりに積雪が1メートルを超え、6日午後1時に1メートル33センチを観測しました
実際に2月6日に札幌に降った雪の量は観測史上最高だったということで、以下に雪が多く降ったのかを表していますよね。また、札幌市内だけではなく石狩地方全体で雪が多いのも特徴的ですね。
この札幌を中心とした雪の多さについて、なぜ2022年はここまで降ったのか?という部分も気になりますよね。次はその部分を深掘りしていきます。
札幌の雪が2022年に多い理由は何?岩見沢の積雪が少ない時は札幌が多い説の原因に迫る
【荒天】日本海側で記録的な大雪、ピーク超えるも雪崩や落雪などに注意https://t.co/oJJMMACEHM
北海道・札幌市で9年ぶりに積雪が130cmを超えるなど、各地で記録的な大雪になった。7日は雪のピークが過ぎるが、週末、積雪が急に増えた地域では、雪崩や屋根からの落雪などに注意が必要。 pic.twitter.com/01yD5eM7kW
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 6, 2022
2022年になってから札幌の雪が多い理由についてですが、まず注目していきたいのが岩見沢と札幌の積雪の関係です。
SNSなどの情報によると「岩見沢で雪が多い時は札幌方面で雪が少ないという」意見が複数見られました。逆に札幌方面(石狩地方)で雪が多いと、岩見沢を中心とした空知地方では雪が少ないと言った内容ですね。
ここで大事なのが岩見沢ではなぜ雪が多くなるのか?という部分になります。わかりやすい解説が動画であったので貼り付けさせていただきました。
動画の情報を改めて以下にまとめてみました。
- 日本海側で雪雲が発生する原因はロシアのシホテアリン山脈に関係がある
- ロシア側で発生した寒気は基本的にシホテアリン山脈でせき止められる。
- しかしシホテアリン山脈の低い部分から寒気が勢いよく日本海側へ流れ出す
- 日本海の水温と流れ出した寒気の温度差で雪雲が日本海上空に発生
- その後、気圧配置や西北西の風によって雪雲が岩見沢方面へ流れ着く
このような経緯で岩見沢の雪は多くなっているそうですが、発生した雪雲は風向きによっては札幌方面へ漂着する量が増えることもあるようですね。
2022年に札幌で雪が多い理由の一つが、このような日本海側で発生した雪雲が風向きで大量に漂着してしまったという部分になりますね。
また、2022年の1月に札幌で雪が多かった理由についての解説も以下に引用させて頂きました。
なぜ、札幌でこんなに雪の量が増えたのでしょうか。ポイントは風向きです。
1月の北海道は、冬型の気圧配置で北よりの風になる日が多くなりました。一般に、札幌中心部の雪は西よりの風だと札幌手稲山に雪雲がブロックされるため少なく、北よりの風だと多くなる傾向にあります。さらに、日本海で風がぶつかって活発な雪雲ができ、それが石狩湾周辺に流れ込んだ日もあったため、結果として札幌周辺で雪が多くなりました。
一般に西よりの風だと雪が多いといわれている旭川の雪の量は、今日(1日)午後3時の旭川の積雪は52センチで、平年の約8割程度にとどまっています。
やはり札幌(石狩方面)と空知方面の積雪量の鍵は風向きなようですね。基本的に北海道では石狩や空知や上川の全て同時に雪が大量に降ることは珍しいです。その理由も日本海で発生した雪雲が、その後の風向きで漂着する場所や滞留時間が変化するためだったようですね。
2月中旬以降は降雪量も落ち着く予想がされていますが、まだまだ油断はできない日々が続くと思われます。事故に注意して余裕を持った生活をしていきたいですね。
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