ソニー生命の社員(石井伶)が海外の子会社から、170億円もの大金を詐取した容疑で逮捕されましたね。金額の大きさが過去に例を見ないレベルでニュースを見ていても驚きました。ただこの事件ですが、不可解な点が多いようにも感じます。
今回はなぜソニー生命の社員「石井伶」容疑者が170億円もの大金を詐取したのか、という犯行の動機や複数犯の組織的な犯行の可能性など様々なポイントに切れ込んでみました。
調べてみたところ海外のバミューダ諸島という子会社の所在地も闇が深いので、詳細を紹介しています。最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
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ソニー生命で170億円詐欺事件が発生!一人の社員で170億円の詐取に違和感?
ソニー生命社員を詐欺容疑で逮捕 170億円不正送金かhttps://t.co/rVNoFntEhr
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) December 1, 2021
ソニー生命の社員が170億円もの大金を不正に海外へ送金するという、悪い意味でスケールの大きいニュースが出てしましたね。個人的にも12月1日にニュースを目にした時に金額の大きさに思わず2度見しましたが、本当に170億円もの大金を動かしていたようですね。
まずはニュースの内容からソニー生命で発生した事件の概要を確認していこうと思います。
- 事件の犯人ソニー生命の社員「石井伶」容疑者は海外にある子会社のエスエー・リインシュアランスに勤務していた。
- 当時の石井伶容疑者は清算業務を担当していた。
- 2021年の5月中旬に海外のエスエー・リインシュアランスから自身が関与する別の海外銀行口座へ不正送金をする
- 上司の承認を得たと偽装して別口座へ170億円送金したが、その翌日にソニー生命が資金流出に気が付き事件が発覚
- 2021年の11月29日に詐取の疑いでソニー生命の社員「石井伶」容疑者が逮捕される←今ここ
ざっくり事件の概要をまとめていくとこのようになるのですが、動いた金額があまりに大きいので映画や小説のお話しと言われても違和感がありません。しかし現実にこのような大金の詐取が行われていたようですね。
犯人の石井伶容疑者がソニー生命と子会社のエスエー・リインシュアランスの社員を兼任していたようで、2社のお金の流れをある程度は確認操作できる状態にあったようです。
当時は上司の承認を得たと偽って犯行に及んだようですが、その翌日にはすぐに横領がバレているわけです。この事件で違和感を感じるポイントは多いのですよね~。個人的にはその中でも一人の若手社員が協力者も無しに170億円ものお金を動かす必要はあるの?という部分が引っかかって仕方が無いです。
次はソニー生命の社員で犯人の「石井伶」容疑者の犯行動機について、さらに深堀していこうと思います。
【ソニー生命170億円詐欺事件】犯人の社員「石井伶」容疑者の犯行動機や目的は何?複数犯の可能性に迫る!
170億円詐取疑い ソニー生命社員逮捕 https://t.co/dUonMSPSc5
ソニー生命は8月に不正送金があったと公表。警視庁に刑事告訴していた。同社は「事実関係を確認中でコメントできない」としている。
— 産経ニュース (@Sankei_news) December 1, 2021
今回、詐取の疑いで逮捕されたソニー生命の社員「石井伶」容疑者ですが、その犯行動機や目的には不可解な点があるように感じます。
まずは動かした金額「170億円」という部分ですが、1人で使うにはあまりに多いとは思いませんか?確かに金額の大小に関わらず会社のお金を横領すれば逮捕されます。しかし動かす金額のケタが大きければ当然、犯行が発覚するリスクも高くなるわけですから、この170億円という金額をいきなり送金したという点には違和感を感じますね。
会社のお金を横領(詐取)する事件は過去にもたくさんの事例がありますが、複数回に分けて奪い取る手口が多いように感じます。そのようなことからも一度に170億円という内容は珍しいと思いました。
現在逮捕されているのは石井伶容疑者のみですが、SNSやニュースなどのコメントチェックしても協力者がいるのでは?裏に大きな組織が絡んでいるのでは?など違和感を感じている人も一定数いるようですね。
日本じゃ過去最高レベル? 一人で1億5000万ドルは多すぎると思うので、組織的犯罪だよねコレ。 / 他5件のコメント https://t.co/6DeFLSKQoO “ソニー生命社員逮捕 子会社口座から約170億円不正送金し詐取か | NHKニュース” https://t.co/no2p60XNqW
— o (@backflipout) December 1, 2021
現時点での犯人の石井伶容疑者の犯行動機は公表されていませんが、裏に大きな組織がいてその資金源になっていた?なんてことも考えてしまいます。海外が絡む事件ですから余計にその可能性を疑ってしまいますね。
映画などではこういう大きな金額が動く事件では、とかげのしっぽ切り的に実行犯のみが逮捕されて大元は捕まらない!みたいな展開はよくありますが・・・もしかすると今回のソニー生命の170億円詐取に関しても可能性はゼロでは無いと感じます。お金がしっかり回収できたのか?という部分も今後は注目ですね。
また、今回の事件の舞台となったソニー生命の海外の子会社ですが、所在地はイギリス領のバミューダ諸島にあるようです。このバミューダ諸島という部分も大きなポイントのようですね。
バミューダ諸島 pic.twitter.com/vd904xItni
— キミに届けたい素敵な景色 (@todoketai_keshi) July 31, 2020
バミューダ諸島は租税回避地(タックスヘイブン)として世界的に有名な地域ので、大きな金額を移動しても税金関連での負担がほぼ無いようですね。
タックスヘイブン(租税回避地)とは?
法人税や所得税などの税金がゼロか極めて低率な国や地域。カリブ海や欧州の一部に多い。低税率、銀行情報の秘匿を売りにしており、国外資本の会社やファンドの設立を促し、資金を呼び込んでいる。国際社会からは、不透明な金の流れを助長し、脱税やマネーロンダリングの温床になっていると批判されている。
バミューダ諸島は税金がほぼ無いということで、悪いお金が世界的にも集まってくる地域のようです。石井伶容疑者もまずそのことは知っているでしょうし、逆にそれを利用して犯行したと見て間違いないでしょう。
ソニー生命の石井伶容疑者も仮に組織ぐるみの犯行となれば立場を利用された?可能性もあり得るのかもしれません。逆に単独犯だった場合は、それはそれでとんでもない人間ですよね。個人的には動かす金額のや負ったリスクの大きさを考えても、裏に他の人間がいるように感じています。
犯行動機のよくあるパターンとして単独犯の場合ですと・・・
- ギャンブルで使うお金が欲しい
- 借金の返済が目的
みたいなケースが多いですが、170億円ですからね。個人で負う借金のレベルを遥かに超えているので、石井伶容疑者の犯行動機は借金返済という線はかなり薄いかなと。投資目的だったとしてもちょっと金額が大きすぎますね。今後の報道に期待したいです。
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