NHK『第73回紅白歌合戦』のゲスト審査員として出演が発表された、アーティスト・西村宏堂(にしむら こうどう)さん。
アメリカと日本を拠点に活動をしており、多方面から注目されている西村宏堂さんですが、知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで、西村宏堂さんが修行したお寺や経歴について調査してみました。
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西村宏堂の増上寺は港区の東京タワー近く!
西村宏堂さんは、2014年頃から僧侶を目指し、東京都港区にある増上寺(ぞうじょうじ)というお寺で修業を積みました。
実家が増上寺だと誤解している方も多いですが、実家は別のお寺だといわれています。
実家が港区にある浄土宗の寺で、現在僧侶になるための修行中という、異色のメークアップアーティストでもある。港区芝の増上寺、京都の知恩院で、全部で5回あるという修行の1回目(18日間の冬の修行)を終えたところだ。
引用:よみタイム
増上寺は東京タワーから徒歩4分の距離で、広大な敷地に徳川将軍家墓所や宝物展示室などがある由緒あるお寺です。
息を呑むほど立派な外観と東京タワーを一緒に撮影できる非常に珍しいお寺ということもあり、ドラマや映画の撮影にも使われる人気のお寺なのだとか。
行けば西村宏堂さんに会えるというわけではありませんが、ゆかりの地であることは間違いありません。
気になった方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
西村宏堂は僧侶とメイクアップアーティストの経歴がヤバい!
西村宏堂さんは、アメリカでメイクアップアーティストとして活躍しており、2015年には厳しい修行を経て浄土宗の僧侶になっています。
メイクの技術はハリウッド女優が唸るほどで、ミス・ユニバース世界大会などの大きなイベントでもメイクを担当しました。
西村宏堂さんがメイクに興味を持ち始めたのは、高校卒業後、アメリカに留学した頃のこと。
後にメイクを務めるミス・ユニバースで日本人が優勝したことに大きく影響されたのだとか。
メイクアップと出会ったのはボストンでのこと。日本人としての容姿にコンプレックスを感じていた西村さんは、同じ日本人の森理世さんがミス・ユニバースで優勝したことに大きな衝撃を受けたそうです。森さんが薦めるメイク道具に興味をもち、自身もメイクアップを始めるようになりました。
引用:NHK
その後、ニューヨークの美術大学『パーソンズ美術大学』でアートを学び、メイクアップアーティストのアシスタントの仕事も行っていました。
興味を持ち、すぐに行動に移すということは、自身の能力を高めるために非常に重要なことなので素晴らしいですね。
西村宏堂はLGBTQ活動家!
西村宏堂さんは前述した職業のほか、LGBTQ活動家としても国内外のさまざまなメディアで注目されています。
実は、西村宏堂さんは『ハイヒールを履いた僧侶』とも呼ばれるLGBTQの当事者。
性自認はLGBTQのどれにも当てはまらないのだとか。
私、昔は自分をゲイだと思ってたんです。でもゲイは性自認が男性で、男性を好きになる人のこと。私は自身を男性でも女性でもないと思っているのでゲイというのは正確ではない。そしてトランスジェンダーというのは自分の体に違和感のある人だけど、私は自分の体には別に違和感はない。だから、LGBTQのどれにもピタッと当てはまらないんです。
引用:リアルサウンド ブック
カミングアウトは、僧侶を目指した修業時代、同じ修行僧から言われた一言がきっかけだったと明かしています。
「最初、お前を見た時、カマかと思ったぜ!」
引用:リアルサウンド ブック
西村宏堂さんが戸惑いながらも、自分のため、自分と似た人のために勇気を出して「そうだよ」と答えたのが初めてのカミングアウトでした。
このような人々にLGBTQについて正しく理解をしてほしいという思いから、西村宏堂さんは現在もさまざまな国で講演、トークショーを行っています。
本調査では、西村宏堂さんが、自分の信じる道を真っすぐ進む芯の強い方であることがよくわかりましたね。
今後の活躍にも注目していきたいと思います。