熊本県産のあさりが実は中国産だったという「産地偽装問題」が連日にわたって大きな問題になっていますね。しかも熊本県産のあさりは全国に流通しており、かなり長い間偽装が続いていた!という部分でも大きな注目が集まっています。
おそらく多くの人の口に入ったことのある熊本県産(中国)のあさりなのですが、健康面では安全なのか?という部分からその見分け方も気になりますよね。
今回は熊本県産(中国)のあさりの見分け方を画像で具体的に確認する他、食べた際の安全面についてを中心に書いていますので、最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
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目次
熊本のあさり産地偽装で新情報も発覚!熊本のアサリはどこまで全国に広がっているのかも気になる!
【アサリ産地偽装 熊本に波紋広がる】https://t.co/LKaAkTeyRx
中国産を熊本県産として販売するアサリの産地偽装問題で、国は「熊本県産として売られていたアサリの97パーセントが外国産の可能性が高い」と発表した。地元・熊本でも波紋が広がっている。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) February 1, 2022
熊本県産のアサリが実は中国産で産地偽装があったという話題が連日に渡ってニュースになっていますよね。食の安全ということで、産地偽装はアサリに限らず以前から注目度の高いものでした。
ただ最新ニュースによると熊本県産のアサリの産地偽装はかなり深刻化しており、県内産の97%相当が国外産のアサリだったということも判明しています。
97%となると熊本県産のほぼすべてが国外産ということになりますが「そもそも熊本のアサリってどれくらい全国に流通しているの?」という部分も気になりますよね。
熊本県産あさりの販売数量のデータをまとめてみました。
- 熊本県産:2485トン
- 北海道産:265トン
- 愛知県産:183トン
※2021年10月から12月のデータ
北海道と愛知県はアサリの産出が多い土地で、例年あさりの漁獲量ランキングでも上位です。ですがそれを抑えて熊本県産が圧倒的なシェアを占めていますよね。
また熊本県産のあさりは販売エリアも広いようで、北海道と高知県を除く全国で流通しているようです。つまり熊本県産のあさりを食べた人数もかなり多いということですね。
外食の際は産地がメニュー表に載っていないケースもありますよね。もはやどこで熊本県産のアサリを食べたのか判断するのは難しいのではないでしょうか。
中国産のあさりは食べても大丈夫なの?安全面や過去に問題となった農薬汚染の話題にも注目!
【「緊急出荷停止宣言」熊本県産アサリ“産地偽装”問題 97%外国産か】
「熊本ブランド」アサリの“産地偽装”問題。熊本県の蒲島郁夫知事は1日、熊本県産のすべてのアサリの出荷を8日から2カ月間ほど「停止する」と宣言しました。
▼詳しくはこちらhttps://t.co/jjulPMGEwo
— テレ朝news (@tv_asahi_news) February 2, 2022
熊本県産のあさりが実は中国産だったという産地偽装問題なのですが、一番大切なのは中国産のあさりを食べたことによる安全面ですよね。健康に問題が無ければ国外産でも問題は無いので、そこまで気にする必要はないです。
現時点ではっきり言えることは中国産あさりを食べても、すぐに重大な健康被害は出ないということですね。
「何十年も続いてきた。正直、いつかこうなることは分かっていた」。この海域を管理する漁協の男性組合長は西日本新聞の取材に偽装の実態を告白した。「以前から知っていた。漁業者も漁協も、食っていくためだった」
上の引用記事にも書いているのですが、そもそも熊本県産のあさり産地偽装が始まったのは最近では無いです。コメントが本当なら何十年も前から熊本(中国)産のあさりは全国に流通していて、食べている人がたくさんいました。
あさりを食べたことによる重大な健康被害が出るとするなら、もっと早く話題になっていても不思議ではありません。そのため中国産のあさりを食べてもいきなり具合が悪くなる!みたいなことはあり得ないと思われますね。
ただ一方で中国産のあさりは過去に除草剤が検出されたことでも有名です。
中国産アサリから除草剤検出、なんでこんなことになる?https://t.co/HnS5uupChj
「中国の養殖場では藻が繁殖するのを防ぐため、海に除草剤を撒くらしいんです。日本では考えられないことです」(豊洲市場関係者) pic.twitter.com/bgfRlIycE6— NEWSポストセブン (@news_postseven) January 30, 2019
2018年も中国産あさりから除草剤「プロメトリン」が検出される例が複数あったが、その理由には驚かされる。
「中国の養殖場では藻が繁殖するのを防ぐため、海に除草剤を撒くらしいんです。日本では考えられないことです」(豊洲市場関係者)
また、「活きた貝は外国産でも、いったん日本の海につければ日本産になる」という話もある。実際はどうなのか。食品問題評論家の垣田達哉さんが言う。
「出荷調整や砂抜きのため国内で一時蓄養(放流)した輸入貝類も、原則として輸出国を表示せねばなりません。しかし、『産地が複数にまたがる場合、飼育期間が最も長い飼養地を産地とする』と食品表示法が規定しています。つまり、日本での時間の方が長ければ日本産と表示できるのです」
あさりのほか、はまぐり、しじみなどの貝類が、この手段で日本産に化けている。そうなると消費者は気づきようがない。
上の引用記事は2019年のものですが、改めて読むと現在話題になっている熊本県産のあさりの産地偽装を匂わせているのですよね。
業界では知っている人がいたのにも関わらず、あさりの産地偽装が継続されていたという証拠なのですが、報道が真実ならば「はまぐり」や「しじみ」も注意とのことです。
中国産あさりから検出された除草剤が与える健康への影響は不明なので、この部分もはっきりさせて欲しいですね。特に妊婦さんや小さいお子さんのいる家庭では気になる部分だと思われます。
中国産のアサリの見分け方は?熊本の偽装で他の産地も大丈夫なのか気になる!
【“熊本県産”偽装問題 アサリ表示「中国産」に】https://t.co/YOLtWfFrsZ
熊本県産アサリの産地偽装問題を受けて、熊本市のスーパーでは表示の変更など対応に追われています。 pic.twitter.com/8R118EPnjz
— 日テレNEWS (@news24ntv) February 2, 2022
熊本県産のアサリが中国産だったということはわかったのですが、もしかすると他の県でも同じように産地偽装が行われている可能性もゼロではありません。
そういった部分からも「中国産のあさりと国内産のあさりを見極める方法ってあるのかな?」という部分も気になりますよね。
絶賛炎上中の熊本産アサリ産地偽装問題。見分け方として中国産と熊本産は色、中国産と国産は厚みに違いがあるみたいですね。
にしても『長いところルール』と言う謎ルール。
これ水産物以外の畜産でも輸入牛を国内で飼育してから加工すれば国産牛になる。ほんと謎 pic.twitter.com/VwVsNnRt94— hidedon@アパレルOB (@komatu00713) February 2, 2022
中国産あさりと国内産を見分けるのはかなり難しいのですが以下に内容をまとめました。
国産あさりと中国産の見分け方
- 日本産あさり:黒っぽい、貝殻に厚みがある、
- 中国産あさり:白っぽい、貝殻が薄い、
あくまでざっくりとしたアサリの見分け方として参考にして頂ければと思います。あさりを蒔いた時期や期間にもよって模様や厚みに変化が生まれるようなので、黒っぽい中国産あさりも存在する可能性は十分にあります。
あさりの見分け方としては他にも、中国産あさりは「色の境目が曖昧なような色味」で日本産あさりは「縞模様のメリハリがはっきりしている」などの情報もありました。
㊧全体的に薄めの茶色・中国➡熊本産
㊨様々な色が混ざる➡国産あと全体的に灰色っぽいのは朝鮮半島から来てるって市場のおっちゃんから聞きました。 pic.twitter.com/5HnjtS0CCN
— syusyu (@syugyou_soul) February 1, 2022
あさりの見分け方はかなり多用なパターンがあるようですね。その中でも中国産あさりの見分け方として共通していたのが、色が全体的に薄めという部分でした。
本来であれば、あさりの見分け方などの必要が無くなることが望ましいと思うので、今後の業界の改善に期待していきたいところです。
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