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クビアカツヤカミキリの懸賞金が出る県や地域はどこ?金額の相場もチェック!

クビアカツヤカミキリという聞き慣れない名前の外来種が全国で広がっており、深刻な農業被害を及ぼす可能性があるというニュースが出て話題になっていますね。

 

クビアカツヤカミキリはウメやモモの木を食い破ってしまうことが問題になっているそうなのですが、どうやら一部の市町村では懸賞金まで出して駆除に動いている状況のようです。

 

個人的には懸賞金と聞くとちょっとワクワクするのですが・・・どこの県や市町村でクビアカツヤカミキリの駆除に報酬が出るのか?不明な状態だったので調べてみました!金額の相場や懸賞金が貰える条件なども合わせて書いていますので、最後まで読んで頂ければ嬉しいです。

 

クビアカツヤカミキリとはどんな生き物?生態や特徴に迫る!

 

クビアカツヤカミキリというあまり馴染みの虫が最近ネットニュースになる機会が増えていますね~。深刻な農業被害を出す可能性があるため、かなり問題視されている虫のようですが、最近では兵庫県でも新たに発見されたようです。

 

県によると、発見場所は明石市大久保町松陰の石ケ谷公園。27日午前に近くの住民が見つけ、県に連絡があった。県職員と県立人と自然の博物館研究員、樹木医が調査し、オス計3匹が園内で確認されたという。

成虫は黒い体に赤い首が特徴で体長は2・5~4センチ程度。幼虫はふんと木くずが混ざった「フラス」を排出する。同公園ではフラスは見つかっておらず、県は侵入の初期段階とみる。

Yahoo!ニュースより引用

 

そもそもクビアカツヤカミキリとはどんな生き物なの?という部分がわからなかったので、簡単にチェックしてみました!

 

 

  • 体長:2~4センチ
  • 原産地:中国、台湾、朝鮮半島、ベトナム
  • 成虫の寿命:約1か月
  • 主な被害樹木:サクラ・モモ・ウメなど
  • 日本では大阪や東京、群馬、徳島、奈良、埼玉など少なくても11都府県に広がっている。

 

クビアカツヤカミキリは中型のカミキリムシの1種で黒い光沢のある身体に、首だけが赤い色をしているのが特徴の虫ですね。カミキリムシの仲間だけあって、木を食い破って産卵をする習性があるので、果樹への農業被害が心配されています。

 

クビアカツヤカミキリは成虫の羽化の時期が6~8月ということで、ちょうどモモの収穫シーズンと被るのですよね。被害にあった樹木は倒木や枯れてしまうこともあるようで、本当に厄介な虫です。

 

またクビアカツヤカミキリは繁殖力も凄まじく、メスが1匹につき1000個以上も産卵するようです。移動も3キロ程度は可能なようなので、一度増えると瞬く間に増えて樹木への被害が懸念されますね。

 

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クビアカツヤカミキリの懸賞金はいくら?地域(県)ごとの金額や相場から受け取る条件もチェック!

 

害虫というレッテルを貼られて厄介者扱いされているクビアカツヤカミキリですが、一部の都道府県やその市町村で懸賞金にかけられていることでも話題の虫なのですよね。

 

懸賞金と聞くと指名手配犯のイメージですが人間だけでなく、有害な生き物に懸賞金がかけられるケースもあるようですね。沖縄の一部ではハブを捕獲すると3000円程度のお金がもらえる!というのは有名なお話ですが、カミキリムシにもかけられているのは初耳でした。

 

早速クビアカツヤカミキリを懸賞金にかけている地域(県・市町村)の情報をチェックしてみました!

 

クビアカツヤカミキリの懸賞金と都道府県&市町村について

  • 栃木県小山市:10匹で500円分の商品券 予定数量に無くなり次第終了
  • 埼玉県行田市:10匹で500円分の商品券
  • 群馬県館林市:1匹50円または飲料水 上限400匹 期間は令和4年5月16日(月曜日)から8月31日(水曜日)
  • 徳島県:1匹500円(2018年の情報で現在は懸賞金は無いっぽい)

 

実際にクビアカツヤカミキリに懸賞金を出していた都道府県は栃木・埼玉・群馬・徳島の4県でした。栃木県小山市と埼玉県行田市は商品券での対応で現金では無いようです。

 

クビアカツヤカミキリの懸賞金を受け取る条件は?

  1. 懸賞金をかけている市町村に在住している人物
  2. 10匹単位から交換できる
  3. 予算が無くなり次第、懸賞金・商品券の配布は終了

 

基本的にはどの市町村でも募集地域の在住者のみが、その土地のクビアカツヤカミキリを駆除で懸賞金をもらえるというルールのようです。そのため別の地域の在住者がお金稼ぎ目的でクビアカツヤカミキリを駆除するのは難しいようですね。

 

 

2018年の情報ですが徳島県ではクビアカツヤカミキリ1匹につき500円という破格の懸賞金が出ていた時期もあったそうです。1匹500円だと、当時はアルバイトをするよりも稼げた可能性がありますね。ただ現在は懸賞金が出ていないと思うので注意ですね。

 

基本的に現在のクビアカツヤカミキリ1匹の懸賞金の相場は約50円といったところです。10匹単位の交換の場合がほとんどのため、駆除の数にも注意が必要ですね。

 

※ちなみにクビアカツヤカミキリは特定外来生物のため生きたままの持ち出しや移動は禁止となっています。懸賞金の報告の際には採取地で駆除した状態であることが必要なので、生け捕りはご法度ですね。

 

神奈川・大坂・東京ではクビアカツヤカミキリの懸賞金に関する情報はありませんでした。注意喚起のみを行っている状態のため、おそらく懸賞金はかけられていない可能性が高そうです。

 

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クビアカツヤカミキリはどこから来た?害虫(外来生物)のルーツも調査!

 

クビアカツヤカミキリは特定外来生物に指定されているということで、その名の通り元々は日本に生息していなかった虫です。一体どこからクビアカツヤカミキリは日本へ流入してきたしまったのか?という謎が出てきますよね。

 

成虫の移動距離は約3キロということなので、本来の原産地である中国、台湾、朝鮮半島、ベトナムなどからは飛行して海を渡ることは不可能なはずです。

 

となると考えられるのは原産地の東アジア諸国から、木材などの資材に紛れてクビアカツヤカミキリが日本へ侵入したという可能性ですね。

 

 

クビアカツヤカミキリはカミキリムシの例に漏れず木の幹に卵を産んで、幼虫は木の内部を食い荒らします。そのため基本的に幼虫は木材の内部に潜んでいるという生態の生き物になりますね。

 

当然ですがクビアカツヤカミキリの原産地諸国の木材の中にも幼虫が潜んでいる可能性はあって、その幼虫たちが日本へ侵入するきっかけとなったのでは?と個人的には考えています。

 

最初は少ない個体数の侵入であっても、クビアカツヤカミキリは繁殖力が非常に強い虫ということなので数年間で飛躍的に個体数を伸ばしていても不思議ではありません。今後も地道な駆除活動が必要になりそうですね。

 

クビアカツヤカミキリはサクラやモモやウメなど日本人にとっては馴染みのある樹木を食い荒らしてしまうので、日本の文化や風景を守るためにも食い止める対策が早急に必須になるのは間違いないかなと思います。

 

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