横浜地裁の出口に車が数日間に渡って放置されていることがニュースになって話題ですね。この車の放置に関しては様々な部分に問題が隠されていたこともポイントになっています。
横浜地裁に車を停車した持ち主は誰?という部分はもちろんですが、放置された理由から横浜地裁が撤去できない理由についてもまとめてみました。
また新情報として車の内部に貼られた紙に書かれた全文も記載していますので、最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
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目次
横浜地裁に無断駐車された車はいつからある?ニュース概要も簡単にチェック!
これは裁判所による自力救済が見られる案件では? https://t.co/32WrpsKmQV
— ginji (@ginji697) February 3, 2022
横浜地裁の敷地内の出口に車が数日間に渡って放置されていることニュースで取り上げられて話題になっていますね。上で貼り付けた画像にあるように、横浜地裁の出入り口に車が置かれているため、かなり邪魔なようです。
個人的には最初にニュースを見たときに「なんで車が出入口に置いてあるの?」「なぜ撤去はしないのか?」など気になるポイントは多かったのですよね。
まずは横浜地裁の前に車が放置された概要を確認していこうと思います。
同地裁によると、1月31日午後に駐車しているのを把握したという。地裁は「裁判所の利用者が駐車した車と認識している」としている。神奈川県警加賀町署によると、同署に2月1日、「車が邪魔」との通報が寄せられたという。駐車場ではない場所に停車している。
車内には外側へ見えるように複数の紙が張り出されている。地裁は「現在、対応を検討中」としている。
ニュース記事によると横浜地裁に放置された車は、1月31日(2022年)からあるそうですね。となるとすでにに数日間ずっと放置されっぱなしということになります。
出入口の前に無断で放置(駐車)されているわけですから、かなり邪魔ですよね。ですがこの放置車両は「すぐに撤去すればいいじゃん!」というわけにも行かないようです。
横浜地裁の前に駐車(放置)された車はなぜ撤去できないの?理由に関係するのは自力救済の禁止だった
私有地に勝手に停められた自動車を勝手に撤去できない(自力救済の禁止)ために泣かされている地主が大勢いる中で、この法律の不備を逆手にとって同じ手法で抗議活動するとは実にスマート。地裁の判断にがぜん注目
横浜地裁敷地に謎の車 「邪魔」と通報 複数の張り紙もhttps://t.co/DfX0zLTulB
— まろ (@ishihara) February 3, 2022
続いては横浜地裁の出入り口正面に止められた車について、停車されてから数日経過しても放置できない理由についてチェックしてみました!
横浜地裁に放置された車を撤去できない理由としては自力救済の禁止の原則が大きく関係しています
そもそも自力救済の禁止の原則とは何?という部分もありますよね。私も今回初めて知ったので解説を以下に引用させて頂きました。
自力救済とは、裁判その他の公的な権力によって私人の権利を実現するのではなく、私人の実力の行使によって私人の権利を実現することをいい、放置車両の所有者に無断で、当該車両をレッカー移動して処分するといった行為は、これに該当します。
自力救済の禁止については少し難しい話になるので、ものすごくざっくり言うと「他人の所有物が私有地にあっても勝手に動かしてはいけない」ということになりますね。今回の事例が公道であれば警察が介入できるのですが、横浜地裁の場合は民事不介入となって不可能らしいです。
たまに山に不法投棄されて何年も経過した車を見かけることがありますが、あれも私物の山に放置されたことが原因で自力救済の禁止が働いていたというワケですね。
うちの近所。不法投棄されたゴミ山と放置車両があったんです。
何度か通報したんですが、私有地という理由で長らくそのままだったんですが、先日ようやく市が綺麗にして下さいました。大きな所に目が行きがちですが、こんな小さな所でもしっかりと行政は動いてくれています。ありがとうございます。 pic.twitter.com/JIXncJ8IGe— ᴀʏᴀᴋᴏ (@chimakintoki) June 15, 2018
横浜地裁の放置車両だけではなく、これまでにもたくさんの車や廃棄物などが私有地に無断で放置されていた事例はたくさんあります。たくさん迷惑をしている人間がいるのにも「なぜ自力救済の禁止の原則はあるの?」という部分も気になりますよね。
その理由についても以下に引用させて頂きました。
自力救済の禁止がある理由
自救行為を認めると、権力・財力・腕力といった「力」のある者が正義ということになってしまいます。日本は法治国家であって、法律によって社会が成り立っているのですから、このような社会秩序を乱す行為は認めるわけにはいきません。いくら自分の所有する物が盗られたからといっても、「力」によって解決するのではなく、法律の手続に基づいて返還を求めなければならないということです。
自力救済の禁止は「平等」を維持するために定められたようです。ただその「平等」がこれまでにも問題になったケースが多いのも事実なのですよね。
今回横浜地裁で発生した車の放置もこの「自力救済の禁止の原則」を逆手に取っての抗議活動だったと見られています。
横浜地裁に放置された車の持ち主は誰?貼られた紙の内容は国への主張?
はぇー
私有地に無断駐車されても刑法引っかからん上退かしたり張り紙したら逆に器物破損になるんか
おもしろか https://t.co/j6f91B2e3c
— KiMU 🤖 (@Kimu_stl) February 3, 2022
横浜地裁の出口前に放置された車ですが「誰がなぜ放置したのか?」という部分も気になりますよね。法律を逆手に取った行動に対してはSNSでも様々な意見が出ていたことが印象的です。
横浜地裁敷地に謎の車 「邪魔」と通報 複数の張り紙も(カナロコ by 神奈川新聞)#Yahooニュースhttps://t.co/lnHJeUPIKC すげーなこれ。例えば違法駐車で困ってる人たち集めて他の公的機関とかで同じことやったらさすがに法律が変わるんじゃん?
— ろひつたのまあ(ミキサー) (@tatsuhirocket) February 3, 2022
最初は放置した車の持ち主も私有地に車を放置されて不満があったため、抗議の意味を込めて横浜地裁に自分も車を放置したのかな?と思いました。
ただこの持ち主はそういったことが理由で横浜地裁に車を放置したわけでは無かったようです。その理由は車の内部に貼られた紙に書かれた文章の内容にありました。
横浜地裁の無断駐車の張り紙
一体なんて主張なのか気になってたけど画像来たな本人訴訟に関して意見があるらしい
なかなかパワーありそうな感じだな pic.twitter.com/MhwPGoAnil
— ゆるふわ怪電波☆埼玉 (@yuruhuwa_kdenpa) February 3, 2022
横浜地裁の張り紙に書かれた内容ですが内容を書き起こしてみました。
150万件の本人訴訟者弱者が毎年不正判決に泣き寝入りしている。国家国民に価値を産まない邪裁判、無駄な浪費を誣いられ取っ返しのつかない人生をぶち壊している。国家国民の為要求・裁官自覚・自粛を。
内容から察するに日本の裁判への在り方を主張しているということでしょうか。おそらく車の持ち主の方も同じように、裁判の判決に不満があっての主張ということだと思われます。
横浜地裁の玄関前に無断駐車
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警察に通報するも公道上ではないため地権者対応
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地裁職員が所有者をガン詰めする
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未だ動かしてもらえずって感じらしいな
Q.地裁の取るべき法的解決法を論ぜよ(15点) pic.twitter.com/ML2wH4M5mv
— ゆるふわ怪電波☆埼玉 (@yuruhuwa_kdenpa) February 3, 2022
車の持ち主の方と横浜地裁の職員が会話する部分をテレビでは報道していたようですね。画像から察するに中年から高齢の男性でしょうか。
今後はこの車の持ち主が現れるのかは不明ですが、車の撤去を含めて横浜地裁の対応にも注目ですね。
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